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実用化が進む介護ロボット!導入の課題と未来

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実用化が進む介護ロボット!導入の課題と未来

高齢化社会に伴い、介護現場は一層ハードワークを強いられるようになります。それによって職員が精神的にも肉体的にも疲弊していくことは予想されることでしょう。また職員が退職をすることも起こり得るので、今のうちに対策を行っていかなければなりません。

介護の仕事の一部を代わりに行ってくれる介護ロボットが注目されています。ロボットは疲労することもありませんし、体を壊すこともありません。そのため人間の代わりに役立つので利用をしていきたいと思う方も多いはずです。介護ロボットとはどういったものなのでしょうか。

■介護現場で使用される介護ロボットとは

今現在ではまだ実用化が進んでいない介護ロボットですが、介護者にとっても有益なものという印象が強いものです。この介護ロボットとはどういったものなのでしょうか。

一般的に介護ロボットは介護職員や介護をする人の作業をフォローをしてくれるので、介護をする方の負担が軽減されます。介護をする側は腰痛などの症状を起こす可能性が低くなったり、介護の仕事がハードすぎて退職をする方も少なくなったりと、介護業界全体に対するメリットも大きくあります。

■介護ロボットは具体的に何ができるのか

介護ロボットは介護支援型、自立支援型、コミュニケーション・セキュリティ型に分類されます。

1つ目のタイプは介護支援型のロボットは入浴や排泄に関する作業を行うロボットです。入浴の際などは特に介護者の肉体的な負担が大きいものですが、それを代わりにやってくれるのがロボットです。

2つ目のタイプは自立支援型ロボットですが、これは歩行やリハビリ、読書など介護される側を支援するものです。これがあることによって自立を促し、ロボットの支援を受けながら自分で行動することが期待できます。

3つ目にコミュニケーション・セキュリティ型がありますが、これは癒しなどの効果を与えてくれるロボットです。犬や猫なども介護される方の癒しになりますが、人によっては動物に触れることが難しい場合もあります。そんな時に衛生面などで安心なロボットが癒しの存在となってくれるでしょう。

■導入には様々な課題がある

ロボットの導入によって介護する側にとって、また介護される側にとってどちらにもメリットが大きいものであり、積極的に導入することが一見いいように思われますが、まだまだ問題があるのも事実です。何よりもコストがかかるというのが一番大きな障害でしょう。

ロボットも一度採用すればそれでいいというわけでもなく、メンテナンスも必要です。購入時とメンテナンスの費用などを考えるとかなりの負担になることは間違いありません。

また、ロボットは人間のように臨機応変に動くことができない点が問題です。画一的なことしか期待できないため、多くのことを期待することは難しいと考えられます。あくまでも人間が行うことの一部をロボットにしてもらうということがポイントです。

介護ロボットは人間の全ての仕事を行ってくれるわけではないので、大きな期待をすることは難しいです。しかし、介護の現場に導入することによって介護する方の負担が軽減されることは間違いありません。

今後、介護ロボットの実用化が進むと、介護現場は大きく変化していくことが予想されます。今までの介護業界は仕事がきつかったので職員間の人間関係もぎすぎすしていたり、介護をする方への配慮も十分ではなかったかもしれません。これらの問題点もロボットによって徐々に改善されていくことが期待できます。

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