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介護を受けている人が自宅で急死したらどうする?

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介護を受けている人が自宅で急死したらどうする?

高齢になった親を介護している際に自宅で急死するというケースは少なくありません。高齢者になると肉体的にも衰え、病気も日々進行しているため、急に亡くなるということもあり得ることです。

しかしながら予期していないことでもありますから、普段から介護をしている方にとっては慌ててしまってどうしたらいいのかわからなくなるのではないでしょうか。

しかし、急に亡くなってしまったとき、すべきこと、してはいけないことがあります。どちらも生前にきちんと覚えておかないといけませんし、そうしないと犯罪を疑われてしまうこともあるようです。親が亡くなった際に備え、今のうちからきちんと覚えておきましょう。

■介護をする方が普段から準備しておくべきこと

介護をしている方がきちんとしておかなければならないこととして、まずかかりつけの医師を作っておくということです。親を介護している状況において、特に病気などをしていないという理由でかかりつけの医師がいないというケースも見られます。

しかし、高齢者は急に体調を崩すことが多いため、普段からかかりつけの病院を決めておき、何かあればすぐにその病院で診察を受けるようにしておかなければなりません。かかりつけの病院の医師の方もきちんと親の健康状態を把握することができます。

また、急死した際に死亡診断書を作成依頼するという点でもかかりつけの医師を設けておいた方がいいのです。自宅で急死をした際にはかかりつけの医師に死亡診断書を書いてもらう必要があります。

もし医師がいない場合は警察に電話して検視をしてもらいましょう。ただし、医師に依頼する方がはるかにスムーズなので、その点でも普段から行く病院は決めておくのがよさそうです。

■普段から介護する人の健康状態を知っておく

自宅で急に介護していた方が亡くなることは十分にあり得ることですが、急死する前に健康状態をきちんと介護する方が知っておく必要があります。急死するのは突然ですが、何かしらの病気を抱えていたり、また体が弱くなっている場合に急死してしまいます。そのため、ちょっとしたことがあったらすぐに病院に連れて行き、きちんと普段から診察を行っておくことが大切です。

介護をする人は、診ることを義務付けられています。こまめに診察に連れていくことで医師の方でも介護していた方の健康状態を理解することができますし、自宅での急死を避けられる可能性もあります。

このように対策しておくことで、周囲から介護義務を放棄したのではないかと疑われるリスクを介護する側も避けることができます。

■急死した際には冷静に対処する

介護をしている方が急に自宅で亡くなったらきっとパニックになることでしょう。誰もがそうなる可能性があるものではありますが、その際にきちんとやるべきことをしなければなりません。

まずは介護をしていた方を動かすことは絶対にしてはいけません。殺人を疑われるため、急死をした際にはそのままにしておき、すぐに警察かかかりつけの病院に連絡をします。かかりつけの病院に電話をするのがベストですが、かかりつけ医がいなかったりお休みだったりして連絡できない場合、警察に連絡をします。

どちらにしてもすぐに連絡をすることで疑われることもありませんし、その後の葬儀などもスムーズにできるので安心です。

急死をするとパニックに陥りがちですが、とにかく病院と警察に連絡することだけを覚えていれば全く不安になることはありません。

介護をしていた方が亡くなるのはとても辛いものですが、同時に犯罪を疑われるケースも0ではありません。どうしても仕方ないことではありますが、その際に冷静になってやるべきことを即座に行う姿勢が必要になります。悲しむのはすべての対策をしたあとです。

万が一のことで考えたくないかもしれませんが、急死したときに備えて日ごろから心がけておきましょう。

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